大腸カメラ前の新しい下剤について
大腸カメラ前処置
飲む量が少なく、ペットボトルからそのまま服用できる新しい腸管洗浄剤です。
大腸カメラを受けるには、事前に腸内の便を洗い流す「前処置(下剤の服用)」が必要です。従来の下剤は2〜3リットルもの液体を数時間かけて飲む必要があり、多くの方が前処置を負担に感じていました。
サルプレップ(日本製薬株式会社・2021年発売)は、そうした前処置の負担を軽減することを目的に開発された比較的新しい腸管洗浄剤です。
サルプレップの4つの特徴
飲む量が少ない
サルプレップ本体は480〜960mLと、従来品(2〜3L)の約半分以下の量で済みます。高浸透圧の製剤設計により、少ない薬液量で高い腸管洗浄効果が発揮されます。有効率97.0%と報告されています。
ペットボトル入りですぐ飲める
あらかじめ液状に調製されたペットボトル入りで、粉を水に溶かす手間がありません。計量の手順がシンプルで、服用時の手間を減らせます。
レモン風味
レモン風味の液体です。「濃縮スポーツドリンクのような味」と表現される方が多く、後味にやや苦みを感じることもあります。味の感じ方には個人差があります。
前日夜と当日朝に分けて服用できる
1本を前日夜・もう1本を当日朝に分けて服用することが可能です。当日の早朝から全量を飲む必要がなく、朝の準備時間に余裕が生まれます。
服用方法
サルプレップは「薬液」と「水またはお茶」を交互に飲む方法で服用します。これを1セットとして、便が透明な水様になるまで繰り返します。
↓
↓
📌 飲みやすくするコツ
- 前日から冷蔵庫でよく冷やす(冷やすと味が感じにくくなります)
- ストローを使うと舌に味が触れにくくなります
- 一口ごとにお茶や水で口の中をリフレッシュする
- ゆっくりとしたペースを守って飲む(急ぎすぎない)
よくある質問
Q. サルプレップは全量飲まないといけませんか?
便が透明な水様になれば検査が可能です。約半数の方はサルプレップ1本(480mL)と水分約1Lの時点で前処置が完了します。服用量は担当医の指示に従ってください。
Q. 服用中はトイレから離れられませんか?
服用開始後1〜2時間程度で排便が始まります。自宅や院内のトイレがすぐ使える環境での服用をお勧めします。
Q. サルプレップを飲めない方はいますか?
腎機能が低下している方・透析中の方・高度の慢性腎不全の方には使用できません。サルプレップはマグネシウムを含む高張製剤のため、腎臓への負担を考慮する必要があります。該当する方は医師にご相談ください。モビプレップやニフレックなど他の下剤を選択します。
⚠️ ご注意
このページは一般的な情報提供を目的としており、個別の診断・治療を保証するものではありません。下剤の選択・服用量・服用方法は、担当医の指示に従ってください。

