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糖尿病治療(食事・運動療法)

糖尿病の治療では、基本的に食事療法・運動療法・薬物療法を中心に行います。治療法は、患者様の体質や病状によってさまざまでこれが最良というものはありません。
当院では、検査や診察を通じて患者様とお話をする中で、今後の治療方針を決めていき一緒に治療と向き合うことを大切にしています。食事や運動が血糖値とどのような関係があるかなど、糖尿病に関する正しい知識をご提供しながら、一緒に向き合い、毎日を健康に過ごせるようにサポートしてまいります。
食事療法
糖尿病治療に食事療法は欠かせません。食事療法というと、糖質やカロリーの制限をして食べたいものが全然食べられないと思われがちですが、そのような極端な方法はあまりお勧めできません。
身長や体重、普段の活動量などをもとに1日の適正カロリーを計算し、炭水化物・たんぱく質・脂質を中心に、ビタミンやミネラルなどの栄養バランスを考え、日々の食事を大切にしていただきながら糖尿病のコントロールを目指します。

食事療法ポイント
1日の適正カロリーに合わせた食事を心がける
1日3食規則正しく摂る
食事の内容を記録する
栄養バランスを考えた食事を目指す
早食いは控え、ゆっくり噛む
食べる順番を気をつける  など

管理栄養士による栄養相談
当クリニックでは糖尿病や脂質異常症、高血圧などの改善に食生活の見直しが必要だと判断した場合は、管理栄養士による個別の栄養相談を行っております。
普段の食生活や家族背景などをお伺いし、患者様が継続して取り組める食事療法を一緒に考えていきます。食事から糖尿病と向き合い、毎日をより健康に過ごせるように取り組んでいくことが大切です。

運動療法

運動療法は食事療法と同じくらい糖尿病の改善に大切な治療です。
食事から活動に必要なエネルギーを体に取り込んだうえで運動すると、エネルギーの需給バランスが取れます。
また、運動によって筋肉がつくとインスリンの働きが活性化され、血糖値の安定が期待できます。気分転換にもつながり、間食予防・治療意欲が継続できます。
運動療法で期待される効果
  • インスリンの効きが良くなる
  • 肥満の抑制・減量効果
  • 血糖値が下がる
  • 高血圧や脂質異常症(高脂血症)の改善
  • 筋肉・筋力の維持
  • 気分がスッキリする など
運動療法の注意点
心臓や肺の機能障害、糖尿病による合併症などがある場合は、運動が体の負担になる恐れがあります。
また、早朝などの食事前に運動すると低血糖(血糖値が下がりすぎる)に至り、重症な場合は意識障害に至る場合もあります。低血糖に陥ることで、糖尿病の合併症を進行させてしまう事もあります。
運動療法は、低血糖を行させないために食後に行うのが理想的です。激しい運動は、かえって血糖値を上昇させてしまうこともあります。運動を始める前には医師の指導を受け、無理のない範囲内で運動を楽しむように心がけましょう。

※当院2階にメディカルフットネス(マンツーマン指導)を併設しています。一度無料体験をお試しください。

糖尿病は血糖値を下げるインスリンが働けずに、高血糖をきたし、血管が傷んでいく病気です。

インスリンが働けないのは、いわゆるインスリン抵抗性という状況なのか、インスリン自体が少ないのかという2種類のメカニズムがあります。

食事や運動、飲み薬で十分な改善ができない場合には、インスリンの注射を考える必要があります。

インスリンをうまく使うことで健康寿命を伸ばすことが出来ます。

リブレという血糖値を自動で測り記録し、スマホで管理ができるツールも当院では扱うことが出来ます。