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しみ

シミにはたくさんの種類があるのをご存知でしょうか。一般にいう「シミ」は老人性色素斑や脂漏性角化症です。ほかに広範囲に濃い色素の増強がみられる肝斑や、繰り返しフォトフェイシャル等の光治療をおこなっても改善しない場合は太田母斑や遅発性両側性太田母斑(ADM)であったりもします。さまざまなシミが一人の患者様に存在するので、シミを消すには正確な診断とそれぞれに合った治療方法を選ぶことが大切です。

●老人性色素斑

早ければ20歳代で、多くは40歳以降に出現します。顔面・手背・前腕など日光(紫外線)にあたる部位に見られます。

 ●脂漏性角化症

早ければ30歳代から、主には40歳以降に出現し、加齢とともに増える皮膚の良性腫瘍です。80歳以上ではほぼすべての方に存在し、皮膚の老化現象のひとつとされています。

色は褐色調から黒色です。大きさは直径数mmから2~3cmくらいで、やや盛り上がっています。

●肝斑

30~50歳代の女性の顔面にできる左右対称性な褐色斑です。頬(ほほ)、額(ひたい)、上口唇の上(鼻の下)が好発部位です。左右対称に境界が比較的明瞭な均一な褐色調の色素斑を生じます。紫外線により夏季に増悪、冬季に軽減します。妊娠を契機に発症することがあります。

●後天性真皮メラノーシス(ADM)

発症年齢は8歳から72歳までと様々です。多くは20歳代後半から30歳代半ばが多いとされています。

ADMでは色素斑が両側にあります。

当院では、くすみ、日焼けによる色素沈着、肝斑が存在する場合、フォトフェイシャルM22内服点滴等での併用した治療をおすすめします。