症例紹介 2026-03-17 医師監修

肌育注射「ジュベルック」症例 — 毛穴・ニキビ跡への応用

肌育注射「ジュベルック」症例 — 毛穴・ニキビ跡への応用

結論

ジュベルックは生体吸収性ポリマー(PDLLA)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤で、毛穴の開きやニキビ跡の凹凸を改善する治療です。皮膚自身のコラーゲン生成を刺激する点が特徴です。

PDLLA粒子が皮膚内でゆっくり分解される過程で、皮膚が自らコラーゲンを産生するよう促されます。即効的な充填ではなく、数か月かけて肌質を底上げする治療です。

向いている方 ご注意いただきたい方
  • ○ 毛穴の開き・肌の凹凸が気になる方
  • ○ ニキビ跡のクレーターが目立つ方
  • ○ 肌質そのものを改善したい方
  • × 妊娠中・授乳中の方
  • × 注入部位に活動性のニキビや炎症がある方

カウンセリングで毛穴・ニキビ跡の状態を確認し、ジュベルックが適しているか判断します。

ジュベルック(PDLLA+非架橋ヒアルロン酸)は毛穴の開きやニキビ跡の改善に用いるスキンブースターです。当院の症例と作用のしくみをご紹介します。

*(医師監修:平田 詩乃|内科専門医・日本美容内科学会会員)*

*最終更新日:2026年3月17日*

ジュベルック(Juvelook)を用いた肌育注射の症例をご紹介します。毛穴の開きやニキビ跡のクレーターに対する治療として、当院で取り扱っているスキンブースターです。

ジュベルックとは

ジュベルックは韓国VAIM社が開発した製剤で、PDLLA(ポリ-L-乳酸) と非架橋ヒアルロン酸の組み合わせから成ります。PDLLAは体内で自然に分解・吸収されるポリマーで、骨折固定用のプレートや縫合糸など、医療分野で長年使われてきた実績のある素材です。

皮膚に注入されたPDLLA粒子は、数か月かけてゆっくり分解されていきます。その過程で周囲の組織がPDLLAを「異物」として認識し、線維芽細胞がコラーゲンを産生する反応が自然に起こります。この仕組みによって、肌自身が厚みと弾力を取り戻していくのがジュベルックの作用原理です。

症例:毛穴の開きと肌質改善

ジュベルック Before/After

頬から鼻横にかけての毛穴の開きと、肌全体の凸凹が気になっていた方の症例です。ジュベルックを4週間間隔で3回注入しています。

毛穴が開いて見える主な原因は、真皮層のコラーゲン不足で毛穴の周囲の皮膚が支えを失い、すり鉢状に凹むことです。ジュベルックでコラーゲン産生を促すことで、毛穴周囲の皮膚に厚みとハリが戻り、開きが目立ちにくくなります。

ニキビ跡への応用

ニキビ跡のクレーター型瘢痕は、過去のニキビ炎症でコラーゲン組織が破壊された結果生じる凹みです。軽度〜中等度のクレーターであれば、ジュベルックでコラーゲンを誘導することで徐々に浅くなっていきます。

深いクレーターや、繊維化(組織が硬くなっている状態)が強い瘢痕の場合は、ジュベルック単独では限界があるため、サブシジョン(針で瘢痕の癒着を剥離する処置)と組み合わせることで効果を高めることができます。

効果が現れるタイミング

ジュベルックの効果は即効性ではありません。施術直後はヒアルロン酸による軽いふくらみが見られますが、これは1〜2週間で吸収されます。本来の効果は3〜6か月かけてゆっくり現れるのが特徴です。

基本プロトコルは4週間ごとに3回を1クールとし、その後は必要に応じてメンテナンスを行います。

ダウンタイム・注意事項

注入部位の小さな膨隆が2〜3日残ります。まれに硬結(しこり)が触れることがありますが、2〜4週間で自然に消失します。過剰に注入すると硬結が長引く可能性があるため、適切な量を計画的に入れるのが重要です。

PDLLAは体内で完全に吸収される成分ですが、皮膚が薄い部位(目の下など)ではジュベルックよりベビーコラーゲンのほうが向くなど、部位によって使い分けます。

ご相談について

毛穴やニキビ跡の治療は、凹みのタイプや深さによって最適な方法が変わります。ジュベルック単独で対応できるか、他の治療との組み合わせが必要かを、実際の肌を確認したうえでご提案します。

肌育注射の施術ページ

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※ 効果には個人差があります。詳しくは医師にご相談ください。
※ 本記事は医師監修のもと作成していますが、個別の診断・治療を目的としたものではありません。

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